Story
一つ一つ、心を込めて
私たちのアクセサリーは、その瞬間生まれてくる感覚、イメージ、思いを大切に、カタチを作り出し、
ストーリーと共に作品タイトルを持ったアクセサリー達をお客様の元へお届けしています。
何気ない1日の彩りに、特別な日のスペシャルに、自分自身が輝ける魔法のアイテムにして頂きたくて…。
そんな思いを、心を込めて一つ一つ手作業でお作りしています。
お客様へお届けするまでに少しお時間を要してしまいますが、ご理解頂ければ幸いです。
(すぐにお届け出来る事もございますが、最大2週間程お時間頂戴する場合がございます。
その都度納期につきましてはご連絡をさせて頂きますが、お急ぎの場合はメールにてご確認下さいませ。)
工程
私の大好きなシリーズ「レインドロップ リング」
ほんの一部ですが制作工程をご紹介致します。
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STEP 01
レースをロウで固めて原型を作り、ゴム型から真鍮やシルバーに鋳造されたキャストの余分なバリをニッパーで取り除きます。
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STEP 02
ニッパーで取り除けなかったバリをリュ-ターで磨き、表面を滑らかにしていきます。しっかりとキャストを握り、ブン!!と飛んで行かないように要注意です。
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STEP 03
指輪のカーブをつける為にバーナーで熱を加え金属を柔らかくします。シルバーの場合はほんのりオレンジ色に変化します。それ以上熱をあて過ぎると熔けてしまうので、一瞬を見計らって炎をそらします。
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STEP 04
柔らかくなったキャストを鋼鉄製のリング棒に当てつけ、プラスチックハンマーで叩きカーブをつけていきます。
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STEP 05
リングの腹部分にあたる丸線部の制作にかかります。真鍮線、シルバー線をバーナーで熱し、金属を柔らかくします。こちらも、ほんのりオレンジ色に変化したら十分に熱が伝わった印です。過度に熱を加え過ぎると熔けてしまいますので、良いタイミングで炎をそらします。
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STEP 06
柔らかくなった丸線に④のようにハンマーで叩き、カーブをつけます。そして、モチーフ部分と丸線を銀ロウで溶接します。銀ロウは温度の高い方へ流れる性質が有るので上手く炎の位置をコントロールしながら、しっかりと溶接していきます。
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STEP 07
溶接されリング状になった丸線部に丸いハンマーで鎚目(つちめ)模様を施していきます。表面に叩いた模様が残り味わい深い表情に変化していきます。
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STEP 08
今度は、全体的にプラスチックハンマーで叩きながらサイズ調整を行います。
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STEP 09
真鍮のリングを真っ黒にいぶして行く作業に入ります。形を整えたリングを、高温に熱した硫黄成分の液体へ沈めます。
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STEP 10
そして、硫黄成分が付着したまま、硫化銅液へ沈めます。硫酸に銅を溶かし硫化銅の液体を作っているのですが、何せ色々溶かしてしまうので、とっても危険なんです!!手や衣類に付着しないように細心の注意をはらいますが後日、服の穴に気づく事も時折です…笑
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STEP 11
流水でしっかり洗い流します。硫黄→硫化銅→流水を4回程繰り返します。徐々に黒くなり、最終的に真っ黒になるまでこの工程を繰り返します。
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STEP 12
ご覧の通り、最初の真鍮色とは全く異なる真っ黒な色に変化しました。
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STEP 13
隅々まで綺麗に化学変化が起きて真っ黒なリングが出来上がりました。これはこれで綺麗ですよね。
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STEP 14
今度は表面をリューターで磨き上げていきます。黒い表面から真鍮の金色が顔を出して来ました!楽しい瞬間です。表も裏もサイドも全て磨きをかけていきます。
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STEP 15
細かい表情の奥に少しだけ残った黒いいぶしが風合いとなり素敵なアンティークのような表情になれば終了です。後は、酸化防止の加工をして完成となります。ご覧頂きありがとうございました☆